ゲームボーイ（コメント）

総１２２４タイトルはファミコン並み。

ただ、ゲームボーイが89年から03年の足掛け１５年に対し、
ファミコンは「ファミコン10年！」に記載されていない94年を含めても
足掛け１２年だから、ゲームボーイは本当に息が長い。
逆に言えば、ゲームボーイは年数の割にソフト数が少なかったとも言える。

ジャンル分布は、アクションが最多。次いでＲＰＧ。
その他、スポーツが続き、同率でＳＬＧ、パズル、テーブルゲーム。

年間別タイトル数のグラフの推移は、
まさにゲームボーイそのものと言っても過言ではない。
これほどはっきりとしたＶ字回復というのは、
後にも先にもゲームボーイだけだろう。

また年間別のタイトル数グラフが、９６年を境にして前期と後期にわけられるのも、
ゲームボーイの息の長さを感じさせる。

前期の８９～９６年は、ソフト発売本数グラフに明確な頂点が存在せず、
なだらかにタイトル数が減っていくファミコン的な形。
（ＰＣエンジンやメガドライブといった８０年代ハード型）

これに対して後期の９６～０３年は、はっきりとした山型をなしており、
スーパーファミコン、セガサターン、プレイステーション、ドリームキャスト的になっている。
（つまり、後期になると９０年代ハード型に変化している）

９６年といえば、２月に「ポケモン赤・緑」が発売されている。
やはりゲームボーイはポケモンの存在無しには語れないのだろう。

ちなみに、ポケモンの影響と思われるものは、年間別タイトル数のグラフだけではなく、
ジャンル毎の年間グラフでも顕著。

９６年を境にＲＰＧの発売が爆発的に増加している。
００年に到っては３０本を突破しているほど。
これは、９６年以前に最もＲＰＧが発売された年である、９１年の倍近い驚異的な数字である。

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