STREET FIGHTER REAL BATTLE ON FILM

超世代バトル・エンタテイメント待望のゲーム化！！
これぞ本物の死闘リアルバトル、実写オンフィルムの迫力！！
ストリートファイター
リアルバトル オン フィルム

機種 プレイステーション
発売（開発） カプコン
発売日 １９９５年８月１２日
価格 ５８００円（税抜）
備考 ＣＤ−ＲＯＭ　１枚
プレイ人数：１〜２人
メモリーカード１ブロック
 

操作性
プレイステーションコントローラーが、
格ゲーのコマンド入力にあまり向いていない事以外は特に問題なし。
クリアするまでの時間はゲームモードやラウンド数、
１ラウンドの制限時間によってマチマチですが
だいたい１時間かからない程度に収まる感じでしょうか。


音楽
格ゲーらしいゲーム音楽に徹したサウンド。
地味ながら結構カッコイイ曲もあります。

この中では、Ｅ・本田ステージの妖しげな曲が好きです。
スモウレスラーなのに、ステージはどこかバリ島っぽいという……
ハワイですらなさそうなのがナントモ。


システム
ゲームモードには、
映画のストーリーを再構成した「ムービーバトル」
キャラクターを選び勝ち進んでいく「ストリートバトル」
対戦モードである「バーサスバトル」
戦い方を評価して成績をつける「トライアルバトル」があります。


コントローラーの操作については省略しますが
ゲームシステム的には『スーパーストリートファイター2X』をベースとしています。
そのためスーパーコンボゲージとスーパーコンボも存在していますが、
それ以外の新要素として「スーパー必殺技」というシステムがあります。

スーパー必殺技は特定の通常必殺技の強化版で、
スーパーコンボゲージが半分以上溜まっている状態の時に
「通常のコマンド+ボタン2つ以上同時押し」でゲージを半分消費して発動します。
ただしゲージが完全に溜まっている
（ゲージ内に「SUPER」が表示されている）状態では
ゲージを消費せず無制限に使用可能となっています。

そのためスーパー必殺技の性能が良いキャラクターは
非常に有利な仕様になっています。


設定・シナリオ
ガイル大佐率いる連合軍は、世界征服を目論む独裁者バイソン将軍を激戦の末ついに破り、
麻薬密売組織の温床になっていたシャドルーシティを解放した。
だが、闘いはこれで終わりではなかった。辛くも脱出したバイソン将軍とその配下は、
報復として連合軍職員を拉致し、多額の身代金を要求してきたのだ。
事態を重く見たガイル大佐は、自ら人質救出作戦を展開することを決意した……。


格ゲーという事もあり、ストーリー自体にはあまり見るべきものはないのですが、
実写という事に加えて、映画に準拠したのであろう（？）、キャラ付けの面白さが印象的なゲームです。

例えばリュウは「俺より強い奴に会わせてくれ…」と何故か懇願調ですし、
みんな原作シリーズと何かが違うんですよね（笑



独創性
システム的には他のストUシリーズと比べても独創性はありません。
ベースは「スーパーストリートファイターUX」ですし
スーパー必殺技なんかは元ネタは同社の「ヴァンパイア」でしょうしね。


ですが、実写の登場人物たちがドット絵と同じ動きをする様は
絵的にとにかく凄まじいインパクトを誇ります。
ちなみに背景の動きもかなり怪しい…。

唖然とする面白さというか、とにかくクセになるインパクトというか、
結構マジに続編を期待していたりしますw


全般
あまりに見た目のインパクトが強烈なので、
それだけでクソゲー扱いされる事もある悲劇のソフトですね。

実際、強烈なイロモノ感は否めないのですが、
ＰＳで発売されたオリジナルの格ゲーとしての完成度は、非常に高いレベルにあると思います。

カプコンが直々に製作しているだけあって、プレイしてみるとかなり遊べるというか、
素人が適当にガチャガチャやっているだけでも十分に面白いソフトですね。
名作スパUXをベースにしているだけあると言えるでしょう。

点数は難しいのですが、一応８点という事にしました。
個人的に８点では高過ぎる感じなのですが、７点では逆に低過ぎる感じもするので悩み所ですね。

とりあえず続編マダー？ﾁﾝﾁﾝ


得点８点

戻る