仲間の数だけ、
ＨＡＰＰＹがある。
悠久幻想曲

    

        
機種
        
プレイステーション
    
    

        
発売（開発）
        
メディアワークス（スターライトマリー）
    
    

        
発売日
        
１９９７年８月２８日
    
    

        
価格
        
５８００円（税抜）
    
    

        
備考
        
プレイヤー　１人
メモリーカード　２ブロック
    

操作性
『エターナルメロディ』の流れを汲む育成ＳＬＧ。
プレイ時間は１０時間ほど。

ゲーム中の操作で重要な事柄は特にありませんが、
スケジュール選択画面中に□・△・Ｒ２ボタンで
それぞれステータス画面・パーティー画面・システム画面にショートカット、
スケジュール選択画面などでコマンドアイコンにカーソルを合わせた時に
ＳＴＡＲＴボタンでコマンドアイコンについての解説メッセージの表示、
イベント中にＳＴＡＲＴボタンで音声のＯＮ／ＯＦＦの切り替え、
ＯＰやイベント中にＬ１＋Ｒ１ボタンでメッセージスキップができます。

おまけの機能については
サウンドモード、立ち絵も閲覧できるグラフィックモード以外にも
ゲーム中に発生したイベント名の一覧や
キャラクタープロフィールを閲覧できたりします。


音楽
陽気で元気な曲が多いです。
この中ではスケジュール選択画面の「Rest In Peace」、
スケジュール実行画面の「仕事は辛いよ」辺りがが好きですね。


システム
ゲームの期間は１年間。
主人公が自身の無実の罪を晴らすために
何でも屋「ジョートショップ」に毎週舞い込んでくる依頼をこなし、
エンフィールドの人達の信頼を得て審議のやり直しを行うことが目的です。


ゲームは基本的に
平日パートと休日パートから構成された１週間を
繰り返すことで進行していきます。

平日パートは主に各種依頼をこなすパート。
週の初めに依頼を各キャラへ割り振っていきますが、
依頼は４人全員で１つの依頼を担当することも可能となっています。
依頼を請け負いこなしていくことで、
各キャラのステータスが上がっていき
ステータスが一定以上に達すると戦闘で魔法を習得できます。

また、魔法とは別に「奥義」という能力があり、
各ステータスのレベルが一定以上に達すると習得し
最大１０個まで覚えることができます。
効果は大きく分けて３種類。
ＳＬＧパートで自動発動するするタイプ、
戦闘でコマンドで使用するタイプ、
すごろくで自動発動するタイプとなっています。

休日パートでは仲間キャラと会話イベントを発生させたり、
闘技場へ出掛けたり病院へ赴いてステータス異常を回復したりできます。


『エタメロ』と同じく、特定のイベントで「すごろく」が発生します。
このすごろくはライバルのパーティーの２チームとのレースになっており、
先にプレイヤーのパーティーがゴールに辿り着けばイベント成功、
ライバルが先にゴールした場合はゲームオーバーにはなりませんがイベント失敗となります。

エタメロではライバルのパーティーが非常に強く、
すごろく特有の難点と併せて激烈な難易度を誇っていましたが、
本作ではライバルパーティーが３人編成で戦闘ではプレイヤーが数的優位を確保できる、
ライバルパーティーのリーダー以外のキャラが弱いなど難易度が下がっています。


設定・シナリオ
エンフィールドという名の賑やかな街。
主人公はかつて、この街の外れで行き倒れていたところを
アリサという女性に助けられました。
主人公はアリサに恩を返すため、彼女が街で経営している
ジョートショップという「何でも屋」で働く事にしました。
店の経営は思わしくないものの、
この街で出会った新しい友人達に囲まれて、
主人公はそれなりに幸せな毎日を送っていました。

そんなある日、主人公は身に覚えのない窃盗の容疑で、
自警団の取り調べを受ける事になりました。
主人公は必死で無実を主張しました。
ところが、主人公の部屋から、盗まれた美術品の数々が発見されたのです。
「…そんな…う…嘘だろ…」
動かぬ証拠を突きつけられた主人公は、
自警団の手によって投獄されてしまいました。

そんな主人公を助けてくれたのはアリサでした。
アリサはジョートショップの土地を担保に１０万ゴールドを借り、
主人公の保釈金を支払ってくれたのです。
牢屋の外にはなんとか出られたものの、
このままでは１年後、ジョートショップが他人のものになってしまいます。
しかし、１年で１０万ゴールドを稼ぐのはとても無理な話です。
払ったお金を取り戻すには、１年以内に住民の大多数の支持を集め、
審議のやり直しをして、身の潔白を証明するしかありません。
そこで主人公は、仲間を集め、「何でも屋」の仕事を数多くこなし、
街の人々の信頼を勝ち取る事にしました。

果たして主人公は、人々の信頼を集め、無実の罪を晴らし、
１０万ゴールドを取り戻す事ができるでしょうか？


和気藹々とした非常に賑やかな雰囲気で、
更に各種イベントでパーティーに加えなかったキャラやＮＰＣが
ちょくちょく登場してきたりするような横の繋がりを感じさせる作りが好きですね。


独創性
『エタメロ』と同じく育成ＳＬＧ＋すごろくですが、
『エタメロ』よりもすごろくの回数や難易度が減ったことで遊びやすくなっています。


全般
点数は８。
『エタメロ』よりもすごろくの回数が減り、
更に難易度が下がったことで遊びやすくなりました。


得点８点

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