英傑達が，牙を研ぐ。
息をもつかせぬ、格闘・三国志。
三国無双

機種	プレイステーション
発売（開発）	コーエー
発売日	１９９７年０２月２８日発売
価格	５８００円
備考	ＣＤ−ＲＯＭ　１枚

操作性
かなり良好で快適。ほとんど不満を感じることは無かった。

音楽
オープニングはかっこいいが他は特に無し。 

システム
弾き返しと受け流しのシステムが良い味を出している、
超必殺技にあたる無双乱舞すら例外無く弾いたり流せたりするのがおもしろい。
ちなみにこのゲームは鍔迫り合いに相当する物が打ち合いになっており、
この打ち合いの場面のカッコヨサは鍔迫り合いの比では無い。
これが真･三国無双に受け継がれなかったのは残念。
エンデュランスやタイムアタック、団体戦等モードが非常に充実しているのも特徴。

設定・シナリオ
ほとんど無い。
完全に存在しないといってもまったくの嘘にはならないぐらいテキトウ。
これはこれで潔くて良いといえる。

独創性
いろんな所から良いとこどりしている。
ただそれをバランス良くまとめあげている所に高い実力を感じずにはいられない。
コーエーは今まで在ったシステムを再構築するのが非常にうまい。
一発逆転が簡単な豪快なゲームでありながら、それなりにバランスがとれているのも続編と一緒。
ただしラスボスの呂布は別格、フツーのボスキャラながら豪鬼の強さを誇る化け物。
ハッキリ言って反則です、バランス壊してます、だが許す！
それでこそ人中の呂布！さすがコーエー！良く分かっています。

全般
続編である真・三国無双と違うジャンルの前作。
鉄拳２をベースにその他もろもろの格ゲーの良いとこどりして三国志と化学反応をおこさせたゲーム。
若干演出が弱いのが気になるが気になるのはそれぐらいで、
コーエー初の対戦格闘とは思えないほど完成度は高くωーForceの実力が遺憾無く発揮されていた。
コーエーが格ゲーでの実績が無い為話題にもならなかったが隠れた名作といえるでしょう。

得点８点

戻る