スペクトラルフォース2


スペクトラルフォース2

機種 プレイステーション
発売(開発) アイディアファクトリー
発売日 1998年11月28日発売
価格 5800円
制作責任者 桑名真吾(SHINGO KUWANA)
内山知央(Director)
太田康一(Executive Producer)
備考 CD−ROM 1枚

操作性
テンポは相変わらず良く基本的にサクサク進む。
ゲーム中ロードが出来ないのも相変わらず。
国の選択するときが面倒なのと、
特定重要君主のシナリオに登場するボスキャラ達があまりに強すぎる。


音楽
オープニングで流れるテーマがいい感じ。
他は特に可も無く不可も無く。


システム
コーエーの『三国志』の、悪く言えば劣化縮小、よく言えば簡易版のシステムを採用。
月ごとにコマンドが決められていて人事・外交・内政・軍事などをこなしていく。
誰でも出来る反面奥深さとは無縁だがテンポの良さと手軽さは特筆もの。

ドラゴンフォースのパクリだとか言われていますが、はっきり言って全然似てません。
多少似ているのはキャラデザと戦闘シーンがそれっぽいだけですね。
世界観はそもそも全然違いますし、システムにしても三国志の方がよほど近い。


設定・シナリオ
メインストーリーは少し暗めなこと以外は普通、
脇役の会話のほうが面白いのは前作と同じ。
前作と比べて会話イベント数は大幅に増加しているため、
その分シナリオの厚みも面白さもアップ!
徐々に見えてくるキャラクターの相関関係は、するめのような味わいを与えてくれます。 
ファンタジーながらリアリティを感じさせる会話イベントが多く、良く出来ている。
ただゲームで設定などフォローされていないので注意が必要。
繰り返しプレイしていけばおのずから見えてきますが。

ちなみにゲームシステムの関係で全てのキャラに引き抜きなどを仕掛けられるので、
基本的に国の名前などの固有名詞は会話イベントで排除されています。


独創性
基本的に前作を踏襲、相変わらずコーエーの『三国志』の劣化縮小システム。
それでも前作と比べて進化の跡が見て取れるのは好感。
会話イベントの多さはプレステ随一ではないでしょうか。 


全般
前作スペクトラルフォースの良い点をパワーアップさせ、
悪い点を改善した戦略シミュレーションの佳作。

アイディアファクトリーのゲームの中では万人に薦められる方。
個人的にはアイディアファクトリー製の中で、ぶっちぎりの名作だと思っています。
他に酷いのが多いってのもあるのですが……(笑)


得点

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