僕たちの罪はどうすれば癒されるのだろう？
バロック
歪んだ妄想

機種	プレイステーション
ジャンル	３Ｄダンジョン型ＲＰＧ
発売（開発）	ＳＴＩＮＧ
発売日	１９９９年１０月２８日発売
価格	６８００円
制作責任者	Takeshi Santo（PRODUCE） Kazunnari Yonemitsu（DIRECT＆WRITE、GAME DESIGN） Satoru Aoyama(Falcon)（ASSISTANT DIRECT） Haruhiko Matsuzaki（SUB DESIGN） ShinIchi Ito（SUB DESIGN(PlayStation)）
備考	ＣＤ−ＲＯＭ　１枚

操作性
良くも無く悪くも無く。
最初は少し難しいと思うが慣れてくるとそれ程ではなくなる。

音楽
サウンドらしいサウンドはあまり無かった、効果音が主に使われています。
なぜか猫の鳴き声などがある事実に製作者の天才を感じる。

システム
トルネコの不思議なダンジョンにキングスフィールドを混ぜた印象。
ヒットポイントとバイタリティという概念があり、バイタリティがある限りヒットポイントは回復し続ける。
ただバイタリティが無くなるとヒットポイントは減っていく。
骨や注入液、肉、心臓などを食べたりしてヒットポイントとバイタリティを回復して行くのは中々シュール。


設定・シナリオ
記憶を失っているが、大きな罪悪感だけは残っている主人公。
その主人公が贖罪のために神経塔と呼ばれる場所へ行くように命じられる。
一種のループ物と言えるスタイルを取っており最低でも６回は神経塔をクリアしなくてはいけない。
後主人公の死がシナリオに組み込まれているため、何度も何度も死ぬ事によって更なる歪みを体験できる。
シナリオも面白いが設定に妙が有る。様々な登場人物や異形と呼ばれるモンスター達のデザインにそれが顕著。
 
独創性
システム的にはそれ程独創性が高い様に感じない。
しかし世界観の設定やシナリオに関しては他の追随を許さないほど独特。
暗くて退廃的で生気を感じさせず皆歪んでいる。

全般
妖しい世界観に基づき作り上げられた３Ｄダンジョン型ＲＰＧ。
どこまで歪んでいる世界観が最大の特徴。
とてもアクが強い作品であるが、廉価版が出ているの興味があれば手を出すのも面白い。


得点８点

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