３Ｄロボットアクションゲーム
Ｚ.Ｏ.Ｅ
―ゾーン・オブ・エンダース―

機種	プレイステーション２
発売（開発）	コナミ/KCEジャパン
発売日	２００１年５月１日発売
価格	オープン
備考	ＤＶＤ−ＲＯＭ　１枚

操作性
操作性も≪某イベント≫を除き良好で、
見事なカメラワークと併せて簡単に派手に軽快にそして美しく戦えます。
操作が簡単なため飽き易いという事と、
≪某イベント≫であまりに不親切という事がまず不満です。
飽き易いというのは良し悪し紙一重なのでしょうがないとしても、
≪某イベント≫で目的物がマーカーで表示されないという事は痛いです。
他のシーンでは目的物は大抵マーカーで示されるというのに…何故？
このおかげで全体のプレイ時間の３分の１もの時間を無駄にさまよう羽目になってしまいました。


音楽
透明感のある美しい音楽は秀逸。
特にオープニングテーマは今までプレイしたゲームの中でも随一と思うほど印象深かったです。
これを聞いただけでプレイする価値はありました。


システム
1対1をボタン連打で延々と繰り返すというのは単調。
単調に成り易いという事と紙一重だが、
反面美しくそして爽快なプレイを簡単に可能にしてくれている。
良く洗練されているシステムだともいえます。
爽快感はかなりのものなのでこれで良いのでしょう。


設定・シナリオ
短い、それが最大の欠点。
このため多くの設定がパクリと言われても反論できなくなっている。
ＺＯＥの個性がしっかり出るくらいの長さがあるシナリオであれば、
オマージュで済んだであろうだけに残念な所。


独創性
オープニングでゲーム中の画像音楽にあわせつつ、
ゲーム中のプレイ画像をこれ以上無い形で使用するなど随所にセンスの良さを感じさせてくれます。


全般
良いゲームなのだが…
ストーリーの短さが滅茶苦茶響いている。
一部でメタルギアソリッド２体験版のオマケとか言われるのも、
この最大の欠点のせいだと言い切れる。
それを除いた完成度は相当なレベルのため、
ボリュームの問題さえクリアできていれば、
ＰＳ２を代表するアクションゲームになったでしょう。
とにかくシナリオのボリュームの無さのみが欠点らしい欠点なのに、
その唯一の欠点が致命傷になりかね無いほど大きい非常に惜しい作品。


得点６点

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