いたずら子猫を追って犬のおまわりさんが
浮遊大陸プレーリーを駆け巡るほんわか冒険活劇！
テイルコンチェルト
| 機種 | プレイステーション |
| 発売（開発） | バンダイ（サイバーコネクトツー） |
| 発売日 | １９９８年４月１６日 |
| 価格 | ６０９０円（税込） |
| 備考 | ＣＤ−ＲＯＭ１枚 |
操作性 主人公ワッフルの駆るポリスロボを操作して 黒猫団のロボットを倒したり、チビ猫たちを捕まえていく３Ｄアクションゲーム。 プレイ時間は５〜６時間といった所。 このゲームの最大の欠点はここですね。はっきりいってゲロ悪。 具体的にいうとカメラワークが最悪に見にくいんですよ。 基本的にワッフル機をちょっと上から見下ろす感じだったり、後ろから見る感じなんですが、 見たい所に限ってカメラの外になって全然うつりやがりません（笑） 大量の子猫と戦っている時は、視点の外から爆弾やらがどんどん飛んできますし。 また、視点の外のキャラと正面衝突したり、着地点がまったく見えないなんてこともありました。 特にラスト・ステージではジャンプの着地点が非常にわかり難いものになっています。 （しかもこのステージ限定でジャンプ力は上がっていると言うオマケつきw） 目と鼻の先の下方に着地点があるとわかっているのに、見えないから踏み外してしまったり 飛び越えてしまったりしてサイコーにイライラしたのを覚えています。 ジャンプに関しては、一応ゲーム全体を通して墜落した時のデメリットがとても小さいという 救済措置があるだけマシかもしれません。 このカメラワークさえなければ…。 ポリスロボの動きは軽快、アニメが流れる際の読み込みなども短い、 ボスの強さも、最初はボコボコにされても徐々に勝てるようになってくる好バランス、 などと、概していいゲームなんですけどねえ。 音楽 断然オープニングテーマの「For LITTLE TAIL」でしょう。 KOKIAが歌と作詞を担当しているんですがＣＤでは未発売。 システム 普通の３Ｄポリゴンを使ったアクションゲームで特に書くようなことはありません。 ×ボタンでジャンプ、○ボタンでパンチや子猫の捕獲など様々なアクションとか。 □ボタンで撃つ事が出来るバブル弾は壁に当たったりすると ボヨヨンと跳ね返ってくるので適当に撃っても軌道が面白いことになったり（笑） 設定・シナリオ 約５万人の犬ヒトと２千人ほどの猫ヒトが暮らす、数十の浮遊群島で構成されたプレーリー王国。 そこでは、遺跡から機械や部品などを発掘し、それらを使って国土を繁栄させてきた。 犬ヒトの警官であるワッフル・ライブレッドが久しぶりの休暇中に叩き起こされ、 休日返上で猫ヒトの盗賊団である「黒猫団」を捕まえる任務に着く所から物語は始まる しかし悪さを働く黒猫団を追いかけていくうちに、 ワッフルはプレーリー全土の命運を掛ける大事件へと巻き込まれていく。 全体をとおして良い意味で子供向けアニメのような（実際、作中アニメの出来はOVA級）、 ほのぼのとしたキャラクターたちとほのぼのとしたストーリーが魅力です。 敵役の黒猫団が幹部から黒猫メカ、子猫たちまで一々可愛らしいですね 特に黒猫団の次女ステラがいい。ワッフル君はアリシアから乗り換えた方がいいぞ〜（笑） 後は王道と言う言葉を体現してくれた悪玉であるフールも好きですね。 ポロリというかフリーザ様な中尾隆聖ボイスがはまりすぎ。 ですが、残念ながら 「はじめてですよ… このわたしをここまでコケにしたおバカさん達は…… まさかこんな結果になろうとは思いませんでした… ゆ… ゆるさん… ぜったいゆるさんぞ虫ケラども！！！！！ じわじわとなぶり殺しにしてくれる！！！！！ ひとりたりとも逃がさんぞ覚悟しろ！！！」 とは似たセリフも含めて言ってくれませんでした（笑） 独創性 浮遊大陸とスチームパンクで構成される世界観でしょう。 ほのぼのしていて好きです。 全般 とにもかくにもカメラワークが…、というのが常について回るゲーム。 世界観は魅力的なので、この世界をもうすこし見てみたい気もします。 得点７点