人類の宇宙への挑戦か、宇宙の人類への挑発か
ポリスノーツ

機種	プレイステーション
発売（開発）	コナミ
発売日	１９９６年０１月１９日
価格	６８００円（税別）
備考	ＣＤ−ＲＯＭ　２枚

操作性
ポインタを使っての画面上のアイコンクリックを繰り返し
選択できるコマンドを徐々に増やしていくタイプのアドベンチャー。
プレイ時間は５〜６時間ほど。

家庭用ゲームのコントローラーとアイコンクリックはあまり相性がよくないので
結構面倒というか操作性はあまり良いものではなかった気がします。
やはりマウスとコントローラーとではポインタを動かすのに勝手が違うので。

あと爆弾解体は流石の難易度。
あれを一度でクリアできた神って存在するんでしょうか（笑）
自分は『スナッチャー』のミニゲームでも苦労したので
『ポリスノーツ』のミニゲームの難易度には手を焼かされました。


音楽
それなりに。
ポリスノーツの全体テーマというかEDでジョナサンがエドに背を向けて
去っていくシーンの曲とかはいかにも映画的演出！って感じで音楽も良かったです。

しかし『スナッチャー』にしても、『ポリスノーツ』にしても
全体的に良かったとは思うんですが、妙に印象に残らない所はあるんですよね。
アドベンチャーだからなかなぁ…？


システム
コマンド型とポインタを使っての画面クリック型を混合させたアドベンチャー。
場面場面でガンアクションや爆弾解体といったミニゲームが挿入される。

ガンアクションは十字キーでの操作だとキツキツなんで、素直にロックオンに慣れましょう。
途中までロックオンの存在に気がつかなかったのでハイウェイの銃撃戦ではエライ目を見ました。
爆弾を遥かに越える苦しみを味わいましたよ。
こんなのクリアできるか！ってディスクを叩き割りたくなるくらい（笑）

設定・シナリオ
2010年、人類はオニール型スペースコロニー「ビヨンド・コースト」を完成させ、移住を開始した。
それにともない世界中から選ばれた５人の警察官が宇宙飛行士としての訓練を受け、
ビヨンド・コーストの治安を守るべく配備された彼らを、人々はポリスノーツと呼んだ。
最初のポリスノーツの一人であるジョナサン・イングラムは、事故のため宇宙を漂流、
そしてジョナサンが奇跡的に救助されたとき、既に25年が過ぎていた。
時代から取り残され、宇宙恐怖症となり、地球でネゴシエーターまがいの私立探偵を
営んでいたジョナサンのもとに、かつて自分の妻だった女性が依頼人として現れた。
それを端緒に、ジョナサンはビヨンド・コーストに渦巻く巨大な陰謀に挑戦することになる


宇宙を舞台にしたハードボイルド作品。最初から最後まで渋いです。
『スナッチャー』でも見られた映画的な演出と、テンポよく謎が解明されていく様は健在、
そういう作品が好きならプレイする価値はあると思います。

それでいて『スナッチャー』のギリアンに続く、ジョナサンの二枚目半っぷりは必見（笑）
女性と見れば必ず胸に目が行く（操作するのは勿論プレイヤーですが・笑）
ジェナサンは結構見ていて楽しかったです。


独創性
『スナッチャー』と同じようにシステム的にはそれほど独創的な所はなく
特徴的なのはその映画的な演出といえるでしょう。


全般
『メタルギア』や『スナッチャー』などでお馴染みの小島秀夫の作品。
映画的演出を導入したアドベンチャーゲームと言う点で
これを超えるゲームはないといっても過言ではないでしょう。

しかし、これがPC-9821で９４年に出てから小島さんがADV作ってないのはなんでなんでしょうね。
なにか理由でもあるのでしょうか。


得点８点

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