"L'acte est vierge, meme repete"
行為は処女である、たとえ繰り返されても。
プリズマティカリゼーション
登場人物紹介
射場荘司 主人公。名前の変更可能。受験生。 やや被害妄想のケがあるせいか自発的に行動しようとせず、 それを膨大な知識によって理論武装する事によって正当化している。 全ての事象を知識を駆使して考察、常に理論的な思考を展開する。 それがゆえに、先が見えすぎてしまい諦めているフシも。 他人拒絶オーラ張り巡らせているが、同時に人とのつながりを求めていたりもする 複雑な性格をしているが、決して優柔不断ではない。 知識を駆使したボケが個人的にはツボ、ホント良い性格してます。 特に第１周の独白やギャルゲー的シチュに対する理性的な突っ込みには爆笑。
鳴川澄香 ヒロインの一人で、荘司たちが訪れた山荘の先客の片割れ。高校１年。 天真爛漫な性格だが荘司はどこかに引っかかりを覚える。 彼女のテーマは人を信頼することの大切さ、というのが強い印象（多分） ある意味シナリオの核心に居る人物で、 パッケージに描かれているのも彼女。 第１周の泣きながら走り去って行くシーンが射場荘司の独白とあいまってインパクト大。
柊明美 ヒロインの一人で、ボーイッシュな娘。受験生。 物語は彼女が荘司を山荘に誘ったために幕をあけた。 荘司の幼馴染ではあるものの、最近の２人の交流は殆ど無かった。 どのくらい関わりが薄かったかと言うと、射場荘司がどう呼べば良いのか考えるほど。 射場荘司が彼女が誘って来た理由にセールスや宗教の可能性を考慮しているのが妙に笑える。 彼女のシナリオのラストシーンで彼女の名前を３回名前を呼ぶシーンは、 実は３回呼ぶという伝承がインチキだったと言うオチを含め、プリズマ屈指の名シーン。 行動すること自体が尊く、極端な話、その中身は何でもいいというのがプリズマのテーマ。
沢村雪乃 ヒロインの一人で、内向的で読書好き。 鳴川澄香と共に射場荘司達がやってくる前日から泊まっていた。 見た目によらずかなり頑固かつ思い込みが激しい。 実は澄香も似た性癖があり似たもの同士。 義理の兄に傾倒気味で 自身にもブラコンという自覚がある模様。
琴原みゆ ヒロインの一人で、循環を意識できている希少な人物、木ノ下さよりとは母方の従妹の関係。 小学６年生ながら荘司と並ぶ知識の鬼。 「お兄ちゃん」、「痛いことして」発言、夜這い等で、 プリズマ中で最も人気があるキャラクターで シナリオのイケシュウ渾身のキャラクター造型と思われます。 自身が離人症になる遠因を作っているが 実の家族以上に愛情を注いでくれるさよりさんに対する感情は複雑。 彼女と明美のＥＤでは、明確に荘司とつきあっているに近い状態。 （他のヒロインは荘司を「男」として意識し始めてる程度ですが）
木ノ下さより ヒロインの一人で荘司と明美の近所のお姉さんだったが、荘司は名前を忘れていた。 自身も２３歳と若いのだがやたら年齢を気にしている。 以前琴原家を家庭崩壊に追い込んだり （直接の原因は別のようですが）と、見た目以上に業が深い女性。
草加 雪乃の義理の兄、兄弟仲はきわめて良好。 軽い受験ノイローゼで少しばかり壊れ気味。 最序盤と最終盤にのみ登場する時間の循環に関する重要人物。 循環やオブジェについての解釈を教えてくれる大事な人。 荘司と似た部分があり 現状に不満や不安、つまらないという意識はあるが、 それを改善するための行動にはでないというタイプ。 雪乃ＥＤではオブジェを使って云々するのは無意味だと諦めて 雪乃を荘司のもとに派遣することで日常への復讐をはじめることに。 日常への復讐というのはよくわかりませんが 雪乃を遣ることが「自分の思い通り」に荘司の勉強を邪魔になることが 「思い通りにならない」日常への復讐ということなのでしょうかね？ （キューピッドでもないですが、雪乃と荘司にいずれマチガイが起こるとか、 そういうまでも「自分の思い通り」にするつもりだったら確かに笑えますが、どうでしょう？）
琴原氏 みゆの時空放浪電波親父で現在失踪中。 しかし娘に関するシナリオではふらりと現れる。 高校生との浮気だけではなく、 娘に歪んだ愛情を持っていたフシさえもある。 自身にも親として失格と言う意識があり、それが原因で失踪したらしい。 幾ら年上好みとはいえ、なんでさゆりさんが惚れたのかは謎。
木ノ下氏 さよりさんの実父で舞台になるペンションの経営者。 本人の知人だけを呼ぶという商売っ気の無い経営方針を取っている。 とある理由でインドにおでかけ中であり名前だけの登場。 本人の知らない所でやたら恨まれたり感謝される。