ガンダム大乱戦！！
死闘を制し、戦場で生き残るのは誰だ！？
ガンダムバトルロワイヤル
| 機種 | プレイステーション・ポータブル |
| 発売（開発） | バンダイナムコゲームス（アートディンク） |
| 発売日 | ２００６年１０月５日発売 |
| 価格 | ５０４０円(税込) |
| 備考 | プレイヤー １〜４人（アドホックモード対応） メモリースティックデュオ ８６４ＫＢ （メモリースティックPROデュオ） |
操作性 アートディンクが開発した機動戦士ガンダムの３Ｄアクションゲーム。 機動戦士ガンダムシリーズのＰＳＰ版第２弾にあたり 様々な巨大人型兵器モビルスーツを操りミッションをクリアしてきます。 主な操作としては 方向キー 項目選択やモビルスーツの移動 △ボタン MOBILE SUIT TUNE画面のステータスと武装の切り替え、格闘攻撃 ○ボタン 決定、主兵装で射撃攻撃 □ボタン 副兵装で攻撃 ×ボタン キャンセル、スラスターによる高速移動 Ｌボタン ガード Ｒボタン 前方の敵をロックオン STARTボタン CAMPAGN SELECT画面時のメニューの表示 メニュー画面表示・ムービーや会話のスキップ SELECTボタン 視点変更 アナログパッド ロック対象切り替え となっています。 ちなみにアクション時のボタン操作は3タイプあり、これはタイプＡにあたります。 同じ３Ｄアクションのガンダムゲームであるブルーやガンガン(『感想文』)と比べると もっさりとした操作感で、メリハリをきかせた動きを中々してくれないのが気になりました。 また、自機の向いている方向とカメラとが一致せず操作が混乱することがままあったことと、 市街地戦などで建物がカメラをじゃまして遮られることがあり 透過処理がうまくいっていないと感じることも。 これらの理由で、ゲームのアクションパート全般にわたり、 カメラワークに少々の難があったように思えます。 音楽 戦場を舞台にしたロボットものアニメ原作のゲームらしく、 勇壮で重々しい曲が多いですね。 ただ、別段悪いとは思わないのですが地味というか。 ミッション選択時の音楽が一番印象に残っています。 システム 与えられたミッションを次々クリアしていく３Ｄアクションゲームです。 登場機体は可変モデルスーツやＭＳＶ、ゲーム登場機など７０機以上にものぼり ミッションの内容は護衛や殲滅戦、荷物運びなど。 戦場も、地上戦・宇宙戦・水際戦などのバリエーション用意されています。 通信対戦では、４人までつなげて、対ＣＰＵ戦や協力プレイが出来ますが、 ストーリーモードを通信しながら挑むことは出来ません。 前作に対して、主武装と副武装の持ち替えが可能となり、 ダミーバルーンやサイコミュなどの特殊武装も加わりました。 また時間とともに増加していくＳＰゲージを使った「チャージ行動」なども 新要素になります。 「アクションパート」 先にも言ったとおり３Ｄポリゴンのアクションゲームで 制限時間以内に指示された目標を達成すればクリア 制限時間を越えるか撃墜されるかで失敗やりなおしになります。 『バトルロワイヤル』の重要な要素として 画面左下に体力ゲージと上下に並んで存在しているＳＰゲージがあげられます。 時間とともに増加していくこれを消費することによって 少量のＳＰゲージを消費し、通常より強力な攻撃ができるチャージ射撃・チャージ格闘、 通常のダッシュよりも高速な移動ができるブーストダッシュ、 ゲージを１本消費して行うチャージ攻撃よりも強力な攻撃ＳＰアタック、 ゲージを２本全て使用し、一定時間無敵になるハイパー化が可能になります。 ＳＰアタックはΖガンダムならハイパービームサーベル、百式はメガバズーカランチャー、 ケンプファーなら全弾発射、ブルーディスティニーはＥＸＡＭ発動と 各モビルスーツによって異なる攻撃を行います。 これらは非常に強力な攻撃であるため、ヒットさせれば弱い敵なら確実に撃墜できますが、 ガードされると防がれてしまうため、闇雲に使ってもＳＰゲージの無駄遣いになり 劣勢に追いやられていくことにもなりますので、使い方には注意が必要になります。 「カスタマイズ」 このゲームではMSの改造が可能になっていまして、 ミッション終了後に成績に応じて振り分けられるチューンポイントで さまざまな能力を強化できるようになっています。 ただし使用できるポイントや能力値は機体ごとに上限があり、 元々弱い機体では上限も低く設定されています。 逆に使ったポイントを回収すれば能力を下げることができますが。 本来の能力より下げることはできません。 個人的には折角カスタマイズできるんだったら ポイントは大量に必要でも徹底的に強く出来るようにしてほしかったですね。 強力なボスユニットを翻弄する見た目に反して圧倒的に強いジムとか そんなギャップを楽しみたいじゃないですか（笑 そういう「遊び」ができなかったのは残念ですね。 設定・シナリオ 宇宙世紀0079．ジオン公国は地球連邦政府に対し、独立戦争を開始した。 モビルスーツの優位性を活かし、短期決戦を目論んでいたジオンであったが、 「コロニー落とし」による連邦軍中枢ジャブローの壊滅に失敗したことにより、 戦争は長期化していった。 この間、連邦軍もジオンのモビルスーツに対抗すべく「V作戦」を発動。 試作機RXシリーズを経て、ようやくモビルスーツの量産化に成功する。 そして今、実戦配備されたモビルスーツに乗り込む新鋭パイロット。 君は、この戦火を戦い抜くことができるか！？ まず連邦かジオンか選択し、 その後ティターンズやエゥーゴに分岐していきます。 モビルスーツ同様プレイヤーキャラクターにも成長要素があり、 プレイを重ねるごとに能力が上昇するようになっています。 独創性 可変モデルスーツやMSVを加えた70機以上の機体が登場。と銘打たれているだけあり 初代ガンダムからΖガンダムまでの時間軸の モビルスーツを相当種類網羅している点でしょうか。 続編のバトルクロニクルほどではありませんがＭＳＶやゲーム、 果ては漫画出身までと多士済々です。 全般 ガンダムを題材にしたアクションゲームの中でも 屈指のモビルスーツとパイロット収録数を誇ることと ストーリーモードのミッションはクリア条件が様々で飽きさせません。 そして“好きなように”とはいかないものの、 モビルスーツやオリジナルパイロットの育成も楽しいですね。 それだけに、モビルスーツの動きがもっさりしている点とカメラワークの悪さがあるのは惜しい所。 アクションゲームとして最も重要なのは操作感ですから。 また動作がもっさりしているせいか、通信対戦での対人戦は正直面白くないのが残念。 ストーリーモードと比べて明らかに出来が微妙だと感じたので もともとあまり通信対戦に気を入れて作ってないのかもしれませんね。 モンスターハンターポータブルで ＰＳＰの通信機能がにわかに脚光を浴びる前後のゲームですし。 得点７点 関連感想文 機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダム(PSP)