浦島太郎とカメをいじめる子ども

浦島太郎とカメをいじめる子ども
本文/リスト

浦島太郎が“カメを買う”/“カネで解決”は一般的/“教育上”、問題なし？/“事実”を巧妙に抹殺？

浦島太郎が“カメを買う”

『ザ・グランドホテル』の感想文で書いたように、浦島太郎のパロディイベントの中で表示される選択肢に、
「カメを買う」（アリスシナリオでは「金を出してカメを助ける」）というものがあります。

『ザ・グランドホテル』をプレイした当初は、これは「浦島太郎」のブラックパロディだと思っていたのですが、
「浦島太郎」について調べたら、どうも浦島太郎が子どものカメいじめを金品で解決するというのは、
実はブラックパロディでも何でもなく、ただの“オーソドックス”な展開のようでして……


「歴史文化ライブラリー285　浦島太郎の日本史」によりますと、
浦島太郎のお話は古く奈良時代や平安時代の文献にまで遡る事ができますが、
「浦島太郎」「竜宮城」「玉手箱」「乙姫」といった言葉が初めて出てくるのは、
室町時代の「御伽草子」になってからです。

そういうふうに時代を経るにつれ、中身が変化していった浦島太郎のお話の中で、
「浦島太郎の日本史」が「浦島太郎の歴史で、現代のわれわれに最も大きな影響を与えた」としているのが、
巌谷小波(いわや さざなみ)の「日本昔噺(にっぽんむかしばなし)」。

それまでの浦島太郎のお話では、例えば「御伽草子」のように、浦島がカメを釣り上げる展開でした。




	

		　昔丹後国たんごのくにに、浦島うらしまといふもの侍はべりしに、その子に浦島太郎うらしまたらうと申して、年の齢よわひ二十四五の男をのこ有りけり。
（中略）
ゑしまが磯いそといふ所にて、亀かめを一ひとつ釣り上げける。浦島太郎此亀このかめのいふやう、
「汝なんぢ、生しやう有るものの中にも、鶴つるは千年、亀かめは万年とて、命久しきものなり。
忽たちまちここに命をたたん事、いたはしければ、助くるなり。常には此恩このおんを思ひ出いだすべし」とて、
此亀このかめをもとの海にかへしける。

    

		
「岩波文庫 黄 126-2　御伽草子（下）〔全2冊〕より「浦島太郎」
    





浦島太郎のお話の中で、カメを助けるシチュエーションとしてイメージされる展開、
つまり「浦島太郎の日本史」の言葉を借りれば「小さな亀をいたぶる残酷な悪童」が、
初めて出てくるのが巌谷小波の「日本昔噺」収録の「浦島太郎」なのです。

それで巌谷小波版の「浦島太郎」で、子どものカメいじめを見かねた浦島が子ども達に声をかけてから、
子ども達がいなくなるまでのシーンがこれなのですが……




	

		　浦島は情深なさけぶかい男ですから、これを見て可愛かあいさうに思ひ、
『コレ／＼、お前達はそんなに亀児かめのこを苛責いぢめて、……それぢやア今いまに死んでしまうぜ。』と云ひましたが、
悪戯盛いたずらざかりの子供達は、中々なか／＼云ふ事を聴きません、『なアに死んだつてかまうもんか。面白おもしろいからやれ／＼。』と、
尚なほも乱暴に苛責いぢめますから、そこで浦島は考へまして、
『コレ／＼、お前達はまことに好児いゝこだから、その亀児かめのこを爺をぢさんに呉くれないか。』
『厭いやな事こツたア。此奴こいつは吾等達おいらたちが捕つかまへたんだもの……』
『イヤ、それは道理もつともだが、爺をぢさんだつて只たゞで呉くれろと云ふんぢやないよ。
その代かはりにお銭あしをあげるから、つまり其その亀児かめのこを爺をぢさんが買うんだ。
ね、よしか！それでお前達は此このお銭あしで、何なんでも好きな物を買つて遊びやア、
その方がどんなに良いいか知れないぜ。ね、好児いゝこだからさうお為し！』と、
優やさしく云ひ聞かせますと、子供は邪気つみの無いもので、すぐに又その気に成なり、
『それぢやア爺をぢさん！亀児かめのこをやるからお銭あしをお呉くれよ！』と、
やがて亀児かめのことお銭あしと取り替へまして、『みんな来い／＼』と、其儘そのまゝ何処どつかへ行てしまひました。

    

		
「東洋文庫692　日本昔噺」より「第拾八編 浦島太郎」
    





ここで最も注目されるのは、浦島が子どものカメいじめをおカネで解決している点でしょう。
「浦島太郎」って、こんな話だったっけ？
（『魔法使いの♀弟子』のブルジョワ卿のセリフを借りればまさに「金だ金だ！　金で解決だ！」）

おまけに、巌谷小波の「日本昔噺」においては、お金で解決する以前に、
そもそも最初の注意が聞き入れられていません（そして「イヤ、それは道理もつともだが」という体たらく）。


巌谷小波の「日本昔噺」収録の「浦島太郎」が面白かったので、
古典作品のみならず、絵本などの書籍やビデオ作品、更には「浦島太郎」のパロディ作品における、
浦島がカメを発見した時の状況、子どものカメいじめを浦島が口頭で注意・叱ったかどうか、子どもへの鉄拳制裁の有無、
金品の有無、金品の申し出が誰か（浦島が提案／子どもが要求）を、まとめたリストを作ってみました。
（かなり長いリストになったので、別ページに記載）


▲


“カネで解決”は一般的

自作のリストを見て気になったのが、
口頭の注意・叱るだけで終わるパターンの少なさ、そして「おカネ」の多さです。
しかも「おカネ」に限らず、「魚」など物をあげる場合は、基本的に浦島から言い出しています。

ですからパロディ作品で、浦島が動物虐待をカネで解決する展開は、
実は浦島太郎の“最もオーソドックスな展開”をなぞっただけで、パロディでも何でもないという……
（まあ「本当はあーんなBL日本昔ばなし」は、渡すのがエロ本だったりと、相当ネタに走っていますけど）

また巌谷小波の「日本昔噺」ではありませんが、
最初に浦島が注意しても、子ども達が言う事をきかないというパターンも少なからず存在します。

中でも「まんが日本昔ばなし３　さるかに合戦・浦島太郎・だんだらぼっち・絵姿女房〔DVD］」はかなりヒドい。
何せ浦島が注意したら子ども達に無視され、やむなく「そのカメ、十文で売っておくれー！」と言ったら、
「十五文なら売ってやってもいいよ」と足元を見られて金額を釣り上げられる始末。
（セリフは全てテープ起こし）

自分でリストを作っておいて、こんな事を言うのもなんですが、
「浦島太郎」って、こんな話だったっけ？(汗)


あとパロディ作品で意外だったのが、浦島が問答無用の鉄拳制裁で解決するパターンが全然ない事です。
たとえパロディ作品であっても、『フェイブル』の各論編の「問答無用の鉄拳制裁」で引用した、
「あんなガキは　罪を犯す前に殴りゃいい」は、パロディの選択肢としても存在しないようです。



リストを見渡すと、パロディ作品以外になら、鉄拳制裁のパターンがないわけではありません。
「ビデオえほん館 日本おとぎばなし　うらしまたろう」と「ファミリーアニメDX　日本むかし話 １」は子どもをつねり、
「はじめての文学　村上龍」では子どもをぶん殴り、
「デジタルえほん Vol.5　いまどきの うらしまたろう」に至っては売られたケンカを買っています。

しかしいずれも鉄拳制裁の前に口頭の注意を挟んでいます。
やはり「問答無用の鉄拳制裁」はありえないようです。

あとこれらの作品は、鉄拳制裁をする割に、浦島が子どもに物をあげているんですよね。
まあ「ファミリーアニメDX　日本むかし話 １」の場合、カメいじめ自体は浦島の鉄拳制裁でやめています。
小さい子どもが「腹減った」と言ったので、浦島が子ども達におにぎりをあげるという形ですから、
物で解決したかどうかは判断がわかれる所。

一方、「はじめての文学　村上龍」は子どもぶん殴ったあと、
浦島が「そうだ。このカメをわたしに売ってくれないか」と持ちかけ、
更に地の文に「今のお金に直すと五十円ほどのお金を子どもたちにあげて、カメを買いました」とあります。

鉄拳制裁ありの展開でも、これだけの手間暇をかけるのですから、
「十二人の怒れる男」の「時間と金の節約だ」は、“まさしくもってその通りである”。


▲


“教育上”、問題なし？

実を言うと、筆者の「浦島太郎」のイメージでは、
最初の注意の時点で子どもがカメいじめをやめる――なんですけどねえ。
（なんか自分の記憶にある「浦島太郎」と全然違うぞ）

実を言うと、巌谷小波の「日本昔噺」を実際に読んで中身を確認するまでは、
同書が明治時代の本という事もあって、同書の「浦島太郎」には
鉄拳制裁の１つや２つがあるもんだと漠然と考えていました。
（事実は別にして、明治時代ぐらいの昔なら体罰ＯＫっぽいですし）

しかし実際には、鉄拳制裁なんては一切ありません。
「浦島太郎」において、動物愛護の精神を盾に暴力を振るう気はサラサラないようです。
（体罰が「ダメ。ゼッタイ。」なのはわかりますが、動物虐待をおカネで解決するのはＯＫなんだよな）

「浦島太郎の日本史」においても、浦島が子どものカメいじめを金銭で解決するくだりは、どうしても外せない話題のようで、
同書の冒頭で文/松谷みよ子、絵/いわさきちひろの「うらしまたろう」(偕成社)を取り上げた時と、
浦島太郎のお話の変遷の中で巌谷小波の「浦島太郎」の解説それぞれで、「教育上」の心配をしています。




	

		
まず代表作は、偕成社から出版されている、松谷まつたにみよ子・文、いわさきちひろ・絵の、
あの美しい絵本の『うらしまたろう』だ。
　この絵本では、なるほど浦島太郎は小さな亀を助ける。五色ごしきに輝く美しい亀だ。
しかし浦島は、子どもたちからいじめられていた小さな亀を買い取ったのである。なんと！　金銭で解決したのだ。
いくら資本主義の世の中とはいえ、これは教育上、いかがなものであろうか。
浦島太郎の歴史で、現代のわれわれに最も大きな影響を与えたのは、巌谷小波いわやさざなみの『日本昔噺』であろう。
（中略）
　「浦島太郎」は、『日本昔噺』の第一八編として明治二十九年に刊行された。
（中略）
浜辺で子供たちが苛いじめていた亀をかわいそうに思い、買い取って助ける。
ここで浦島は「情け深い男ですから」と、その優しさが強調されている。
そして浜辺で子どもが苛めていた亀を、銭を出して買い取るのである。
　今までの浦島物語の中では、釣った亀を放生ほうじようすることによって、報恩という図式ができあがっていた。
ここでは初めて小さな亀をいたぶる残酷な悪童が登場するばかりか、
そこで「生物の命の尊さ」を教育せず、お金を出して買い取り安易に問題を解決する、という展開を初めて示したのである。
教育上、問題はないのか、この展開で。だからこそ、そこで「情け深い」という説明が必要な浦島がいる。

    

		
「歴史文化ライブラリー285　浦島太郎の日本史」より
    


※赤字は筆者強調


筆者も「浦島太郎の日本史」の著者も、揃って同じ疑問を抱いたわけですが、
浦島が子どものカメいじめをお金で解決する展開が一般的です。

更に「複刻 尋常科用 小学国語読本」や「日本教科書大系」の昔の教科書においても、
当たり前のように浦島が子どもの動物虐待をお金で解決している以上、
何ら「教育上」の問題は無い――という結論になるのでしょう。
（むしろカネで解決の部分に疑問を抱く事自体、そもそもの間違い？）

『ザ・グランドホテル』も「教育上よくない」と言っていますが、
メグが「希少動物に対する残虐行為」を指して「教育上よくない」を言っているのを見ると、
問題があるのはあくまで動物虐待なのでしょう。


    
	
    
		【メグ】
    「子供がカメを……どっかで見たことある光景ねえ」
    【メグ】
    「……とにかく、こういう希少動物に対する残虐行為は教育上
    　よくないわよね。やめさせなきゃ」
    【メグ】
    「あー、ちょっとボクたち？　そういうことしてるとねえ、大きくなったら
    　新聞をにぎわすことになるわよ」
    		
    
    
		
    『ザ・グランドホテル』より
    
    

    ※赤字は筆者強調


『ザ・グランドホテル』のカメをいじめる子どもという浦島太郎ネタは、
メグバージョンだとお金を受け取った子どもが玩具を買いに行く展開ですが、
「それでお前達は此このお銭あしで、何なんでも好きな物を買つて遊びやア、その方がどんなに良いいか知れないぜ」と
浦島が語る、巌谷小波版のパロディと言えなくもありません。


    
	
    
		【子供Ｃ】
    「……ふーん、なるほどわかったぞ。おねえさんは、このかめを
    　たすけたいんだね」
    【子供Ａ】
    「じゃあおねえさん、このかめをうってあげるから、おかねを
    　ちょうだいよ」
    【子供Ｂ】
    「そうともそうとも。このかめを、かっておくれよ」
    【メグ】
    （なっ、なんなの？　このガキどもは……）

    （選択肢「カメを買う」
    【子供Ｂ】
    「わーいわーい！　おこづかいだあー！」
    【子供Ａ】
    「やったぁ！　これであたらしいミニ○駆のパーツや、ポケ○ンカードや
    　バタ○ライナ○フがかえるぞう」
    【子供Ｃ】
    「よぉーし、さっそくおもちゃやさんにちょっこうだ！」
    【メグ】
    「これこれ君たち？　バタ○ライナ○フは有害玩具よ？」
    		
    
    
		
    『ザ・グランドホテル』より
    
    




▲


“事実”を巧妙に抹殺？

浦島太郎のお話は「浦島太郎が動物虐待をおカネで解決する」のが、
実はオーソドックスな展開であると認識を改めるようになってから、
新たに気づいた点が１つあります。

それは本文で浦島が子どもに金銭を渡してカメを助ける展開であっても、
「浦島太郎」を収録した本のあらすじ紹介等々では、その“事実”が見事なまでに欠落している点です。

これは単に「浦島太郎」のストーリーの概略を記した文章でも全くの同様。
例えば「浦島太郎の真相 恐ろしい八つの昔話」に浦島太郎のお話のあらましがありますが、
カメを助けるくだりについては「――浜辺で子供たちにいじめられている亀を、浦島太郎が助ける」とあるだけで、
子どもに金銭を渡してカメを助ける件は全く触れられていないのです。
（「浦島太郎の真相」という書名にも関わらず！）

みんな、浦島が「小さな亀をいたぶる残酷な悪童」からカメを助けるのに、
「お金を出して買い取り安易に問題を解決する」“事実”を、巧妙に抹殺している（笑


冗談はさておき、本のあらすじ紹介やストーリーの概略レベルにおいて、
筆者が抱いていた浦島太郎のお話の“イメージ”と同じく、
浦島がカメを助けるのにおカネで解決するというのが綺麗に欠落しています。

とはいえ、これはおカネで解決するという“手段”が問題視されているからというわけではないでしょう。
“手段”が問題だったら、そもそも本文でお金で解決する展開にはしないでしょうし。

筆者なりに理由を挙げると、１つはあらすじ紹介やストーリーの概略で文章を短くまとめるのに
“結果”だけで充分だからだと考えられます。

つまり大事なのはあくまで「カメを助けた」という“結果”であって、
途中の“過程”は二の次（ただし暴力は除く）。

途中の“過程”が軽んじられるのは、おそらくストーリー上で“カメをどのように助けたのか”が、
それほど重要ではないためでしょう。

カメを釣り上げるにしろ、子どもの動物虐待をおカネで解決するにしろ、
カメを助けて海に放さない事には、物語が始まりません。
何しろこの段階だと、「竜宮城」や「乙姫」の登場前ですからね。

浦島太郎のお話は、あくまで浦島が助けたカメに連れられて、竜宮城へ行って帰ってくるお話であって、
浦島が動物愛護のために奮闘するお話ではない以上、ここを長々と扱ってもしょうがありませんし。


あともう１つが、唱歌の「浦島太郎」の存在があるように思います。
つまり「昔々むかしむかし浦島うらしまは　助たすけた亀かめに連つれられて」というフレーズがあるのではないかと。
（歌詞の引用は「岩波文庫 緑 92-1　日本唱歌集」より）

殊に浦島太郎のお話の“イメージ”に関しては、この歌が絶大な影響を及ぼしているように思えてなりません。
そもそも絵本なんて、普通は幼児か読み聞かせの大人ぐらいしか読まないですし。

歌の影響が大きいと思った理由として、別バージョンの浦島太郎の歌の存在があります。
「岩波文庫 緑 92-1　日本唱歌集」には、「うらしまたろう」という同名の別曲が収録されていて、
こちらの歌詞にはカメを買い取った旨が書かれています。
（一般的な浦島太郎の歌の初出は、同書の表記を借りると「『尋常小学唱歌（二）』明44・６」）



この歌では、歌詞に浦島が子どもからカメを買い取った旨がありますが、
この歌詞が太宰治の「お伽草紙」の「浦島さん」の一文を彷彿とさせるものなのです。




	

		　これがつまり、子供のなぶる亀を見て、
浦島さんは可哀想にと言って買いとり海へ放してやったという、あの亀なのである。		
    

		
「岩波文庫 緑 90-6　お伽草紙・新釈諸国噺」より
    





しかし太宰治はいざ知らず、この幼年唱歌版は、
筆者自身「岩波文庫 緑 92-1　日本唱歌集」で初めて知りました。

「日本童謡事典」や「日本童謡唱歌全集」に幼年唱歌版は未収録ですし、
解説にも「日本童謡事典」が「事実、文部省版『浦島太郎』が幼年唱歌版を圧倒してしまった」、
「日本童謡唱歌全集」は「浦島太郎の歌は，このほかにも２曲ありますが，この曲ほどは知られていません」。
（なお「このほかにも２曲」のうち、残りのもう１曲については、今のところ詳細不明）

歌の影響が大だとすると、幼年唱歌版が廃れたのも、遠からず関係しているのかもしれません。
また「童謡・唱歌・思い出の歌　決定版」によれば
「歌詞のクオリティーは『浦島太郎』のほうが断然よいといわれている」のは、
“事実”を巧妙に抹殺しているからだと邪推しております（笑


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関連感想文
ザ・グランドホテル(Win)
魔法使いの♀弟子(Win)
フェイブル(Xbox)


参考資料（本文のみ）
三舟隆之『歴史文化ライブラリー285　浦島太郎の日本史』吉川弘文館　2009年
校注/市古貞次『岩波文庫 黄 126-2　御伽草子（下）〔全2冊〕』岩波書店　1986年
巖谷小波、校訂/上田信道『東洋文庫692　日本昔噺』平凡社　2001年
『POE BACKS　本当はあーん♥なBL日本昔ばなし』ひゅーじょんぷろだくと　2010年
（アニメ）『まんが日本昔ばなし3　さるかに合戦・浦島太郎・だんだらぼっち・絵姿女房［DVD］』東宝　2011年
（映画）監督/シドニー・ルメット『十二人の怒れる男』　1954年
（アニメ）製作/アウベック『ビデオえほん館 日本おとぎばなし　うらしまたろう』大陸書房　1991年
（アニメ）『ファミリーアニメDX　日本むかし話 1』ピーエスジー
村上龍『はじめての文学　村上龍』文芸春秋　2006年
（ゲーム）『デジタルえほん Vol.5　いまどきの うらしまたろう』ロケットカンパニー　2002年 
鯨統一郎『カッパ・ノベルス　浦島太郎の真相 恐ろしい八つの昔話』光文社　2007年
編/堀内敬三、井上武士『岩波文庫 緑 92-1　日本唱歌集』岩波書店　1958年
編/上笙一郎『日本童謡事典』東京堂出版　2005年
編著/足羽章『日本童謡唱歌全集』ドレミ楽譜出版社　1984年
編/西東社編集部『童謡・唱歌・思い出の歌　決定版』西東社　2009年

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